2017/04/25

4月も後半だけど、まだ肌寒い。

5月で、友人の病気が発覚して2年。
旅立ってから8か月が経とうとしている。
とても長い2年だった。

生きている頃は、友人、と自覚したことはなかった。
しゃべっていると楽しいし、ワクワクするから、
遠くに住んでいるにもかかわらず、
スカイプで、メールで、ワークショップで、
1週間と連絡を取らないことは考えられなかった。

今思うと、そういう生活を、6年近く送ってきていた。
腹の立つこともあったけどな。。。

ふと、どうして自分だけまだ生きているのかと不思議に思うことがある。
生きているというのは、単に死んでないだけ、なのかも。

うちに、姫とななせというネコが来てから、3年になる。
もし、姫とななせが来ていなかったら…と思うと、
いったい私はこの2年をどう過ごしたんだろうと、ゾッとする。

2年前の4月は、というと、
姫とななせが家にも慣れて落ちついた頃。
激務だった仕事から抜け出せて、ちょうど時間もできた頃。

東京の病院に入院とすると聞いて、
仕事帰りとか、休みの日には、よく会いに行った。
体調が悪くて入院しているのに、
近くに引っ越してきたみたいで、
体調のいい日は病院の中でもいろいろ話をしたっけな。

この2年、長く息をしていなかったかのように思う時もあったけど、
その中でも、新しい人と出会い、古い馴染みとも会い、
どうにかこうにか、今にたどり着いたような感覚がある。

5月の連休は、そういう想い出の詰まったイベントに参加する。
これで、ようやく何かが一区切りつくだろう。
今まで幾度となく、参加したり、一緒に企画したり、
ドタバタと大変な時もあったけど、楽しかったな。
「不思議と飽きないんだよね」って言ってたよね。
これからも一緒にやっていけるならね、って返すかな。

ちょっと休んで、そしたら、何をしたくなるだろう。
プールに行って、散歩をして、ねこと昼寝をして。
でもとりあえず、何もしない、何の予定も決めない休日を、
しばらくは味わってみたいなと思う。

2017/03/30

落とし穴?

転職してから、こういう風に仕事を進めたらいいんじゃないか、
という内容が思い付かず、苦戦している。
とりあえず様子を見てきた9ヶ月。
長かった。

さっきふいに、やっと、こうしてみたらどうか、ということを思いついた。

これが仕事内容です、と、明示された内容に、
ずいぶん縛られていたもんだ、と気がついた。
そもそも、誰にとって何が必要なことなのか。

もともと福祉の仕事って、無くて成り立つならそれがいい。
お互いに補いあったり、知らない人でもちょっと手を貸すとか
困りましたと誰にでも気軽に言い合える世の中になるとか。

自分が福祉の仕事を続けるために、
誰かに仕事を作り出してもらっているって
なんか変だなと思った。
自分が働いた感を得るために仕事をするのも変。

自分の仕事が無くなるように、
最善の努力をするんだった、というのを思い出した。
それでも何かすることが残れば、
それはきっと必要な仕事ってことだろう。

全く未知の、知らない仕事を始めると、
なんで?と思いながらも、そういうもんなのかなと思ってしまう。
これが落とし穴だよな、と思った。

2017/03/19

『矢が花に変わる』2017年3月

今回の『矢が花に変わる』の3日間は、
聞く、ということを、じっくり味わえた。

そして、何と言ったらいいか迷うけど、
人が集まって作られていく形のない形、が、
生き生きと育っていく空間、は、
誰か一人の力で作れるものでもなく、
集まった人の生き様がにじみ出て、
気がついたら作られていくだけのことなのかも、
と思った。

誰か一人の話を聞くだけの研修では味わえない、
誰かがリードして引っ張っていく場でも味わえない、
特別な空間だけど、
誰も何も特別なことはしない。
ひたすら、じっくり聞き合うだけ。

その、ただじっくり聞く、ことが難しかった。

2017/02/12

たわごと

年末に、とある方と話をしていて、
『したいこと』と『した方が良さそうに思っていること』を、
分けて考えるようにしている、という話を聞いた。

なるほど~と思った。

それ以来、分けて考えるようにしてみたら、
結構した方が良さそうなことに振り回されてるもんだな、と思った。
なんだか疲れる、なんなんだろう?と思うと、
今したいことは置いておいて、
した方が良さそうな事ばっかりしていたり。

したいけど今はできないこと、が多かったり、
したくないけどどうしても断れないからしていること、が多かったり、
ああ、そりゃ疲れるよな~と思いやすくなったというか。

細かい事だけど、たとえばメール。
来たら読んで、できるだけ早めに返した方がいい気がしてたけど、
早めって誰にとってのいつ?と、ふと思った。
早く返したいメールもあるし、ゆっくり考えてから返したいメールもある。
読みたい時に読んで、返したいときに返したっていいんじゃないか、と思った。

仕事が疲れるのは、そういう風に、自分のタイミングに合わせて動く、
っていうのが難しくなるからかもな、とも思った。
ひょっとすると。
仕事でも、もしかすると、そんなにキチキチしなくても、
進んでいくものなのかもしれない。

そんな風に考えると、したいこと、って、
日々の中で、気を付けていないと、
どんどんどんどん、後回しになる気もした。

同じような明日が必ず来るとは限らないし、
した方が良さそうな本当にしたいかどうかもわからない、
そんなことばかりしているのは、もったいないような気もした。

ねこって、したいことしか、しないもんな~。
早めにご飯をくれと言うので出したら、
さっさと食べて、もう寝てる。ふふ。

2017/02/05

2017.2月、明石でのIPS研修に参加しました。

2017年2月3日~4日 明石でのIPS研修2日間に参加しました。
IPS=意図的なピアサポート、インテンショナルピアサポートです。

総勢25名くらいの方々が参加されていました。
まず内容だけ書き出してみます。

【1日目】
AM:
・チェックイン
・居心地の悪さのための合意
・マインドフルネス
・自分にとってのIPSはこんな感じだった(グループで)
PM
・『自分が自分でいられる』とは?
・心がザワザワすることを言われた時の会話(ロールプレイ3人組で)
・主体と主体の関係性とは?
・体を使ったワーク(2人組、体の軸を整えた時とずらした時)
・今日の感想&宿題(いつもやっていることを一つだけでも意識してしてみる)

【2日目】
AM
・チェックイン
・マインドフルネス
・世界観、自分にとって解釈の癖がありますか?
PM
・相互性、相手の世界観を知れる会話とは(ロールプレイ4人組)
・言葉と世界観~2つのストーリー~
・気になっていること、心に響いたこと、次へのステップ


どこでどういう話になったかは、うろ覚えですが。

お互いの世界観を大切にするとは?
相手も私も「自分でいられる」とは?
スペースのある会話とは?

なかなか平穏ではいられない話題も、
避けるでも、無理やり解決するでも、適当に流すでもなく、
相手の自分も無理に変えようとするわけでもなく、
お互いの世界観を大切にしていくには、
会話というより、どう在りたいかが大切なのかな?
という気もしました。

2017/02/01

らっくりらっぷ2017~香川&滋賀~ご案内

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らっくりらっぷ2017~香川&滋賀~ご案内

思ったより率直に話ができた、自分の考えとは違う相手の話もスーッと染み込んできたと感じられた対話を思い出せますか?それは、どんな感じだったでしょうか?
不協和な自分の心の声にも耳を傾けてみる、自分にとっての真実も大事にしながら、相手にとっての真実にも耳を傾けてみる、お互いの違いも違和感もそのまま大切にしてみる、ことを試してみたいと思っています。

ラップ=WRAP(元気回復行動プラン)
ラップは、毎日を元気で豊かに生きること、また、気分を乱すような状況への気づきを高め、調子が乱れたときに元気に向かうことを促してくれる、自分で作る、自分のための行動プランです。普段の生活を意識的に営むことの、とてもシンプルなガイドです。(オフィス道具箱ホームページより抜粋)

今回の企画では、子どもも大人も使えるラップ『元気帳』より内容を抜粋してご紹介したいと思っています。自分にとって大切なことは何かをじっくり考える時間にもなるといいなと思っています。初めてのご参加、お子さま(若者)のご参加も大歓迎です。行ってみたいなと思われた方みなさんのご参加を、心よりお待ちしております!
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☆香川1日ワークショップ☆
【日程】:2017年 5月 3 日(祝水)10:00~16:00 受付9:30~
【会場】:ココカラハウス
  
住所:香川県高松市宮脇町2-6-19 最寄駅JR高徳線 栗林公園北口から徒歩9分
【定員】:だいたい20名くらい
【参加費】:2,000円 (高校生まで無料、若者(自称も含)500円)
  〇参加費は企画運営代として使用させていただきます。
  〇参加費は当日いただきます。ぜひ参加したいけれどお支払いが難しいなどありましたら、お気軽にお知らせください!
【WRAPファシリテーター】
 ☆上田孝子(元気帳の挿絵でおなじみ。アメリカの雪国在住です。

 ☆岡田侑奈
(H28.6月にWRAPファシリテーター研修に参加。今回初ファシリです。) 
 ☆尾川優子2008年夏から子どもと一緒のラップの集まりがあるといいなと密かに思い続けてます。)
【申込方法】:①ご参加の方のお名前、②連絡可能なメールアドレスを添えて、下記メールまでお送りください。
【申込み・問い合わせ】:キッズラップ実行委員会(尾川)

wrap.kids1@gmail.com

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☆滋賀びわ湖春のキャンプ☆
【日程】:2017年 5月 5日(祝金)~7日(日)
     受付は初日13:00~/最終日10:00まで
【会場】:比良げんき村  住所:滋賀県大津市北小松1769番地の3
 最寄り駅:JR湖西線北小松駅より徒歩15分
【定員】:だいたい20名くらい

【参加費】2泊3日20,000円、 1泊2日10,000円、 日帰り参加:1日4,000円
  〇高校生まで日帰り参加は無料、若者(自称も含)は半額です。
  〇宿泊(8人部屋)、食費(5食分)、ワークショップ参加費込みの金額です。
  〇食事は自炊することもありますので、提供できる飲み物や食材があればご持参ください。
  〇参加費は当日いただきます。ぜひ参加したいけれどお支払いが難しいなどありましたら、お気軽にお知らせください!

【申込方法】:①ご参加の方のお名前、②参加希望日、③連絡可能なメールアドレス④交通手段(車、JRなど)を添えて、下記メールまでお送りください。
tuntunkururi@ares.eonet.ne.jp酒本)

【今回の企画に関わっている人】
上田孝子、岡田侑奈、尾川優子、河南智洋、酒本晃祐、酒本幸子、酒本悠生(50音順)

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2017/01/29

こぶしは回すけど、ビブラートはかけない。

ここ2週間ほど、気になっていることがあって、書き留めておこうと思う。

数週間前、何もする気がおきないなと思って、
テレビをぼーっと見ていたら、森山良子が昔の話をしていた。

デビューしたころの流行りは演歌だったらしい。
レコーディングでこぶしを回すように言われた。
でも、本当に歌いたいのはジャズで、こぶしは回したくない。
何度もやり直しをさせられる。
周りの人はみんな年上で、この1曲にと人生をかけているような気迫。
それを自分のわがままで台無しにするのはどうなのか。

…いろんな葛藤があるもんなんだな、と思った。

葛藤後に仕上がった曲は大ヒットだったらしい。
その曲がチラッとかかっていて、聞いたところ、
確かに、こぶし回っているっぽく、少し演歌な感じはした。
でも、演歌ではないと言えば、そう思えるような感じ。
演歌っぽいってなんなんだろうと思った。

そもそも、こぶしを回すと演歌になるの?
と疑問が湧いたところで、ふと思い出したことがあった。


学生寮に入っている時に、沖縄出身の人が、
りんけんバンドがすきと言って部屋でよく曲をかけていた。
私が、りんけんバンドを聞いたのはその時が初めて。
今までに聞いたことがないような、でも沖縄っぽくて楽しい感じだった。
その中の「歌姫」の歌が特にすきなんだと言っていて、
え、歌姫?ああ…痙攣して声裏返ってる人?と聞いてはじめて、
それが「琉球民謡」の歌い方だったというのを知った。
へ~と思った。
わざとだったんだ。


歌姫は、たぶん、こぶしを回してるんだよな。
でも、演歌のイメージは全くない。
あれ?と思って、ネットで検索していたら、
「琉球民謡のこぶしの回し方」という動画を見つけた。

本当は、琉球民謡を歌うなら、うまい人を真似るのが一番だけど、
私なりの回し方を解説してみます、という前置き付きで。

動画を見ても、どうやってるんだかピンともこなかったものの、
「琉球民謡は、こぶしは回すけどビブラートはかけないんです」
という説明があって、なるほど~と思った。
歌い方が違ったんだ。
ってことは、練習方法も、極めたいと目標に置く先も違うってことか。

だからジャズを追求している人が、いくらこぶしを回して歌っても、
完全に演歌っぽくはならないってことか、と、ひとまず納得した。

ぼーっとテレビをみていたはずだったのに。
琉球民謡、ちょっと習ってみたくなった。