2015/07/20

「火花」を読みました。

昨日、又吉直樹さんの「火花」を読み終えた。

お笑い番組が好きで、以前に、又吉さんの作った鬼のコントを見て、
なんて優しさがにじみ出た話なんだろう、と
笑うのも忘れたのが印象に残って、
時々、又吉さんが出ている番組を見ていた。

本が出たと知って、興味本位で1か月前くらいに買ったものの、
読んでも読んでも数ページしか進まず、
眠くなってしまって、30ページくらいで力尽きてしまっていた。

もともと、最後まで読み切れた本の方が少ない。

芥川賞をとったと聞いて、文学はわからないからな…と、
残念だけど、読むのは断念か、とも思ったけど、
いや、どんなものなのか、絶対に読んでやるぞ!と思ったり、
複雑な気持ちで受賞後のインタビューを聞いていたら、

「とっても嬉しいです」
「たくさんの人が読んでくれて増刷になったのも嬉しい」
「恥をかいたとしても、次も出します」

なんと素直な。。。

次作も読むためには、1作目も読んでおきたいと
意を決して、再度読み始めた。

意外なことに、半分読んだ辺りから、目が離せなくなっていて、
昨日、ついに、読み終えた。

直後の感想は、

ああ、面倒なことを言う自分だとしても、そのまま思ったことを言ってみてもいいんだ、

と思った。

強さや優しさや誠実さって、にじみ出るもんなんですね。

頭の片隅に置いておきたいこと

先月、マクロビ、というのをしている?方に会う機会がありました。
その方に、教えていただいたサイトです。


世にも美しいガンの治し方


おせっかいかもしれませんが。
たくさんの人が、このサイトを目にする機会があるといいなと思いました。
こういう考えもあるのか、と驚いたので。

風の谷のナウシカの、フカイと、フカイの下の空洞の世界を思い起こしました。
人の身体はしたたか。

WRAPで聞いた、
「自分の身体のことは自分が一番よく知っている」
それは、どんな時もなんだなと思いました。

2015/07/06

グチを言うこと

「グチ」が大っきらいな時期があった。
その頃は、もちろん、グチを聞くのも嫌で、
グチを言うくらいだったら、直接その人に言ってケンカしてこいよ、
と思っていた。
実際に、私はいつも直接ケンカしてきた。

以前は、嫌いな人に「あなたのことが嫌いです」と言うことが、
一番いい選択だと思っていた。
嫌いなのに、仲のよさそうなふりなんて、考えられなかった。

それが、ある時、あれ?と思った。
グチを言う人の話を聞いていたら、今の現状から逃げようとしていない。
あれが嫌だ、これが嫌だと言いながら、
自分の意見だけガンとぶつけるわけでもなく、
何とか、その状況の中でやっていく方法を見つけようとしている。
もしかして?と思った。

話をしていうるちに、こういう風に思っているとしたら、
こういう行動をとるのも当然かもしれない、
という話が出てきて、そうすると、
あいつだけは許せん~と思っていたのが、ふっと消えていたり。
嫌いなはずの相手のことを、一つ一つ検証している感じになって。

グチが、そういう話につながるというのは、驚いた。

腹の立つことをされた、嫌い、とか思う時って、
どうしてそういうことをするのか、そういうことを言うのか、
全くわからないことが多いように思う。
自分とは違う考え、自分とは違う行動、
理解できない言動で困惑しているだけ、なのかもしれない。

そんなことを考えていたら、
なんか、自分がおとなになった気がした。