昨日、又吉直樹さんの「火花」を読み終えた。
お笑い番組が好きで、以前に、又吉さんの作った鬼のコントを見て、
なんて優しさがにじみ出た話なんだろう、と
笑うのも忘れたのが印象に残って、
時々、又吉さんが出ている番組を見ていた。
本が出たと知って、興味本位で1か月前くらいに買ったものの、
読んでも読んでも数ページしか進まず、
眠くなってしまって、30ページくらいで力尽きてしまっていた。
もともと、最後まで読み切れた本の方が少ない。
芥川賞をとったと聞いて、文学はわからないからな…と、
残念だけど、読むのは断念か、とも思ったけど、
いや、どんなものなのか、絶対に読んでやるぞ!と思ったり、
複雑な気持ちで受賞後のインタビューを聞いていたら、
「とっても嬉しいです」
「たくさんの人が読んでくれて増刷になったのも嬉しい」
「恥をかいたとしても、次も出します」
なんと素直な。。。
次作も読むためには、1作目も読んでおきたいと
意を決して、再度読み始めた。
意外なことに、半分読んだ辺りから、目が離せなくなっていて、
昨日、ついに、読み終えた。
直後の感想は、
ああ、面倒なことを言う自分だとしても、そのまま思ったことを言ってみてもいいんだ、
と思った。
強さや優しさや誠実さって、にじみ出るもんなんですね。
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