2012/07/30

ヤモリ

人数の少ない、土曜日の学童クラブは、
いつもと一味違う。

やんちゃな小2の男の子が、珍しく本を読んでと言ってきた。
いつもは、そんな、かわいいことを言わない子だったので、
喜んで本を読んだ。
本の内容は、母親がかってに日記を読んだのに腹を立てて、
でたらめに明日の日記を書いたら、それが実際に起こったという話。
面白い本が出ているもんで、私も楽しくなって読み進めた。

やんちゃな子と、その友達が、私が本を読むのを聞いていた。
途中で、トカゲの話が出てきた。
その時に、やんちゃな子の友達が、
「オレ、首にヤモリがわ~って走ったことあるよ。怖くなかった」
と言った。
はいはい出た出た、自慢話ね、と思った。

そしたら、やんちゃな子が、
「オレも、家にいる時ヤモリが目の前にポトンって落ちたことある」
と言った。
おお、おお、自慢話大会、いいね~と思ったら、続きがあって、
「びっくりして、うわって言ったら、母ちゃんが『何?』って聞いたけど、
なんでもないよ、っていったら、母ちゃんに『怪しい~』って言われた。
でも、言わなかった。」
と言う。

もしや。

「お母さんをびっくりさせないように、黙ってたの?」
と聞いてみたら、真剣な顔で「うん」と言う。
いつもみたいに、半笑いでウソだよ~という表情ではない。

やられた。
なんて、かわいい。
いつも、いたずらしかしないくせに。

思わず、優しいね~と言って、頭をくしゃくしゃとしたら、
いつもなら、やめろよとか言うくせに、
うっすらニコッとしてた。

子どもと過ごしてると、こういう瞬間が、ごくたまにある。
こういう瞬間が、たまらなくすきだ。

2012/07/29

続・元気帳

すばらしい元気帳ができたと思う。
いろんな人に元気帳を手に取ってもらいたい。

と思う反面、今思うことは、

元気帳がなくても、
お互いに思ったことを率直に優しく差し出せるような、
そういう場があったらいいなということ。

元気帳はやっぱり、道具でしかない。
それでも、その道具がないと、
私は、人のよい所が見えない時が多いし、
自分と違う考えをなかなか受け止められない。
つい、ああ、言い過ぎたと思うことが多い。
元気帳は、優しい会話のきっかけになるじゃないかなと思う。

学童クラブで聞いた話。小学校1年の子が、学校で
「チクチク言葉」と「ふんわり言葉」というのを習ってきたと話していた。
チクチク言葉とは、人を傷つける言葉のことらしい。

「それはチクチク言葉だよ。言っちゃいけない言葉だよ」
「違うよ、これはいいんだよ。だって、そういう意味で言ってないもん。」
というような会話をしていた。

何がチクチク言葉で、何がふんわり言葉か。
言う人と聞く人と、同じ言葉でも受け取りが違うんだなと思った。

私も、チクチク言葉は言われたくない。
なので、人にはチクチク言葉を使わないように気をつけたい。
考えが違うこと、意見が違うこと、やめてほしいと思ったこと、
そんなことも、ふんわり言葉で伝えられたらいいんだろうなと思う。
難しいけど。
ニコニコして黙ってる方が楽だったりするし。
それは今までの、慣れたやり方。

元気帳を見ていると、チクチク言葉より、ふんわり言葉が頭に浮かぶ気がする。
それは、きっと、自分に対して、ふんわり言葉で話せるようになるから、
かもな、と思ったりする。
自分自身にふんわり話せたら、他の人にもふんわり話せるのかもいれないと、
元気帳を見ながら思う。

2012/07/16

昼のバス

京都からの帰り。
お昼の高速バスにはじめて乗った。

甲南サービスエリアにて。
休憩が長くてゆっくりできていい。
今日はいい天気だな〜。

2012/07/14

元気帳

梅雨です。
ここ連日、じめじめと湿気の嵐。
今日の湿度98%→80%→66%→70%→78%だって。

半年くらい前の雨が1カ月降らなかった頃、
今の湿気があったらな~と思います。
うまくいかないものだな。

まあ、乾燥してるより、いいか。

最近、ひょんなことで、お知り合いになった人から、
「よかった猫ノート」という手作りのノートをいただいた。
なにげに良かったことがあったら書きこんで、
寂しいとき、悲しいとき、つらいとき、
おもむろにノートを取り出して読んでみうると、
少しだけ幸せな気分になれます、という、
ぺらっとした説明文つきの、
ネコが遊んでいる表紙の、本のような、かわいいノート。

よかった猫ノート。

3年前にWRAP(ラップ)のことを知った時に、
このよかった猫ノートに書きたいようなことを、
いろんな人(特に子ども)と一緒に話す時間があったらいいだろうな、と思った。
そのための、何かがあったらいいなと思ってた。

3年前には、「元気帳」というものが手にとれるとは、想像もしてなかった。

文字で文章を翻訳した人、
その文章を呼んでイメージを語った人、
こんなのがあったらいいと、アイデアを出した人、
そのアイデアをイメージしてデザインした人、
デザインを見て自分のイメージを伝えた人、
みんなのイメージを、まとめてデータに仕上げた人、
そのイメージを形にしたのが、
よかった猫ノートを作っている人とは。
なんという偶然!

出会いというのは、本当におもしろい。
偶然の出会いがなければ、「元気帳」もなかったんだろうな、と思う。
いつか、元気帳が本屋さんで売られたりしてね?

2012/07/09

応援してくれる人

やりたいことを一生懸命やってみたら、
やろうと思った通りには、うまくいかなかったけど、
心から応援してくれる人がいるんだと気が付く出来事があった。

すごく嬉しかった。

そうだそうだ。
少しくらい道が閉ざされても、先がないわけではないんだった。

また困ったら、心から応援してくれる人に、困ってますと言えばいいだけなんだった。

忘れてた。