2012/06/27

痛み

子どもがたくさんいる場所で働いていると、時々、「えっ!」と思うことと遭遇する。
たとえば、足から血を流しながら、走り回っている子。

そういう子に「足から血が出てるよ、大丈夫?」
と声をかけると、たいがい、
「大丈夫、大丈夫。さっき転んだだけ」
なんていう、軽い返事が返ってきて、あっという間に走り去っていく。
すでに血が固まって、ホラー映画の特殊メイクのようになってたりする。

かと思えば、ケガの手当てをする当番の日に、事務所にいると、
おお泣きしながら、足をひきずってやってくる子もいる。
どこをケガしたの?と思うくらいの、小さな傷だったりして。

ひとしきり泣いた後に、
「○○ちゃんに○○されて転んだ」と言ったり、
「ボールをぶつけられた」などと言ったりする。
そういう時は、単にケガの手当てだけをしても、
痛みは治まらない、というのがわかってきた。

○○ちゃんを呼んで話をしたり、
どいう状況で何が起こってどう思ったのかとか、話をしているうちに、
手当てもまだしてないのに、「もう遊びにいく」と言ったりする子もいるし、
明らかに腫れているのに、痛くなくなったと言って出ていこうとする子もいる。

実際のケガの度合いと、痛みの強さは、比例しないものなのかもしれない。
痛みとは、不思議なもんだなと思う。

2012/06/17

家のたとえ

今日のIPS(インテンショナルピアサポート)の勉強会で心に残った言葉。

『温かいご飯がきちんと出てきて守られているのもいいけど、安宿で旅したり野生味がある方が生き生きしているように思う。』

この言葉を聞いて思ったこと。

「それいいね」と応援してくれると、自信がついたりして、自分の家(内面)が立派になった気がして、やる気がでることもある。

のだけど、

ある時突然、そうやって頑丈になった家が息苦しく思う時もある。

本当は家なんかない方が気持ちがいいし、雨風も気にならない時は最高に自由な気がする。

でもやっぱり家がないと困る時もある。

「家がないのが気にならない」ってのが、私の理想なのかもしれない。

2012/06/13

お茶

6月だというのに、まだ肌寒い。起きぬけに温かいお茶が飲みたくなって、明日葉茶を飲んでみた。
これは手軽でおいしい。

味は。。。味を説明するのは難しいな。
麦茶とハト麦茶を混ぜたのを、色を濃くして、
えぐみと苦みをとったような感じ???

とりあえず、おいしいです。

知らない土地に行くと、その土地のお茶が気になって、
おみやげに買ってくることが多い。
2~3年前に、仕事のキャンプで伊豆の大島に行った時に、
「明日葉茶」というのを発見して買って、冷凍しておいた。
というか、冷凍していたのも忘れてた。
いつか飲もうと思ってたのを思いだした。

だいぶ前に、長崎に行った時に、びわ茶と出会い、
色のきれいさと、あまりのおいしさにびっくりしたけど、
明日葉茶も、相当おいしくて、びっくりした。

その土地その土地で、よく飲まれているお茶は、
そんなに高くなくて、おいしいことが多い気がする。

2012/06/08

やってみなきゃわからないこと

おもいきってやってみなきゃわからないこと、は、
結果として学ぶことも多いけど、やっぱり疲れる。

思ってもみないことを言われたりもするし、
思ってもみないことが、次々に起こったりもする。

その代わり、ずっとやってみたいと思い続けてたことが、
知らないうちにできてた、なんてこともある。
こうしないと到達できない、先は長い・・・と思っていたのに、
どうなるかわからないけど、やってみたところに道があって、
いつの間にか出来てた。

こんなお得なことはない。
のだけど。

そこにたどり着くまでには、
全貌が不透明でよくわからない不安があって、
自分でも何をしているのか、何をしないのかわからなくなったりして、
自分のやっていることは、全部間違いじゃないかと思ったりもして、
私はやっかいものなのではないか、
ここに居場所はないんじゃないか、
味方はいないかもしれない、
みんなから嫌われているのかもしれない、
今のここから抜け出してしまいたい、
そんないろんな気持ちが入り乱れる。

そこから一歩抜けたところに、
ああ居心地がいいなと思える空間ができたり、
したいことができる環境がやってきた気がする。

もう無理だと思った時に、誰かとふと話をして、
あれ?何を1人ヒロインにひたってたんだろう?と、
我に帰ることが多い。

路頭に迷っています、
暗礁に乗り上げています、
どうしようもないと感じています、

そんなことを思うのは、やってみなきゃわからないことをする時に、
付きものなのかもしれない。
自分が「こうしないと到達しない」と思っている道以外に、
きっと、いろんな道があるんだろうな。
話していて、お互いの道が広がるような感じがする、
そういう会話もあるんだなと感じる出来事があった、
そんな1日だった。