2014/12/20

苦しい時

私はこう思ったからこうしたんですけど、と話しをするたびに、
「そんな風に考えるのはあなただけよ。他の人はそうは思わないわ」と言われて、
最初は、人の思うことは、みんないろいろじゃないか、と思っていたのに、
何回も何回も同じ人に、繰り返し言われ続けているうちに、
やっぱり、私っておかしいのかな?と思い始めた。
そういえば、幼稚園の時も、小学生のころも、私だけが変だった、
なんてことを、思い始めていたりする。

そんなことを言ってくる人とは、話をしないのが一番なのだけど、
それが上司となると、話をしないわけにもいかない。

だんだん自分だけが、とっても変な、異質な存在に思えてくる。
こいつは嫌い、嫌な奴だと思わないと、やってられない。

なのに「ごめんなさい。私はあなたを傷つけたのね。傷ついたってことがあったらその時に言ってちょうだい、私は気がつかないから…。」と謝られたりすると、そんなの知らないし言葉で伝えられたら苦労しないよ・・・と、絶句して返す言葉も見つからないのだけど、でも、悪気はないんだよな、と思ったりしてしまい、「嫌い」と言いきれなくなってしまう。

だから、ますます混乱してしまう。


話は変わって、幼稚園の頃に何ヶ月か、児童相談所に母親と通っていたことがあって、
その時に会った「先生」に、会わなくなった後もずっと、
小学校を卒業するまで、毎年バレンタインデーにチョコを送ってた。
たぶん手紙も書いて、まとめて母が送ってくれていた。

ということを、ふっと思いだした。

職場の近くで毎日会う、バスロータリーの交通整理のおじさんと顔見知りになって、
顔を合わせると、お互いに少しだけニコッとして、あいさつをするようになった。
会話はしたことがない。いつも挨拶だけ。
今日急に、ふっと、そのおじさんにチョコをあげたいな、というのが頭によぎって、
児童相談所の先生のことを思いだした。

朝、憂鬱な感じで駅から職場に向かう時に、
そのおじさんと顔を合わせると、ちょっと肩の力が抜ける。

仕事を変えると、そのおじさんとも、顔を合わせることはなくなるんだな、
なんて、まったく仕事に関係のないことで、寂しく思ったりする。

退職をする時には、お世話になりました、とあいさつに行こうかな。

ふっと肩の力が抜ける瞬間。
それは一人では起きにくくて、何か、があるとでき易いのかもしれない。
何か。

何か、って、何なんだろうな。
わからないな。

わからないけど。
でも、その「何か」、があると力が抜けやすい気がする。

2014/12/07

昔も今も



とっても疲れて、何もする気が起きない時は、ぼーっとするに限ります。
・・・というか、ぼーっとしかできない、って方が近いかも。

ぼーっとパソコンをいじっていたら、
高校の頃に、録画して穴があくほど観た映像をみつけた。
今は、穴があかないから、便利だな。

この歌もすきなんだけど、なんでか、この映像がとってもすきで、
こんな風に、なんだか知らないけど人をほっとさせられる人になりたいもんだ、と思ってた。

これを見てた頃は、となりでクロネコが寝てた。
今は、シロクロと、トラネコが、近くで寝てる。
将来、働くいて食べていくことができるのだろうか、と、いつも不安に思ってた。

その頃と今と、あんまり変わった気がしない。

20年以上経った今も、なんとか食いつないで、生き延びてこれた、ということはわかった。
寒い日にストーブをつけて、あったかい場所でぬくぬくとして、
しかも、となりに、ネコがいる。

意外になんとか、なってきたんだ。

きっと、これからだって、何とかなる。
たぶん。

寒くてもストーブを付けられない時、
お腹が減っても食べ物がない時、
何かすごく困った時に、どうすればいいか考えればいいや、ということにしよう。

すやすや寝てるネコの寝顔を見てたら、
明日食べられるかなんて、全く心配してない感じだもんな。
明日、ごはんが食べられるなんて保障はどこにもないのに、
なんにも気にしてないんだもんな、
と思ったら、
この先のことを心配してるのが、アホらしく思えてきた。

そういえば、試験やら宿題やらに追われている時、
ネコの寝顔を見て、「気楽なもんだな、人間はそうはいかない」
と思ってたのに、いつの間にか一緒に寝てしまってたことがよくあった。

ネコと暮らすのは、私にとって、ちょうどいい塩梅なのかもな、と思った。