転職して、さっそく今日は午前休み。
余裕のある今のうちに書き残しておきたいこと。
福祉の資格を持っていると現場でいじめられる、
だから、資格をとっても隠しておいた方がいい、
というのは、学生の頃によく聞いた話だった。
働いてみて、確かに!と思う。
学生の頃は単にその言葉に恐れおののいていたけど、
今はちょっと違って、もったいないな、とも思うようになった。
新しい職場に行くと、
ガミガミと怒ったり、やたらと口出しをしてくる人がいる。
資格を持っているとは、もちろん言わないけど、
年齢が上がると、経験があるみたいに見られてしまって困る。
面倒くさいなと思うけど、話をしてみてしまった方が早くて、
で、そういう人と話をしてみると、たいていは、
この世界のことを知らない、資格も無いし勉強もしてないから、
と答えが返ってくる。
今回の転職でも、そういう人と出会った。
もう、またか、という感じ。
そういうの、もったいないな、と思うし、
そういう風に思わされてしまうような環境が整ってしまっているのが、
すごく残念だなと思う。
福祉を勉強してないからこそ、目の前の人と向き合うしかなく、
その中でやってきた経験と勘があると思う。
それは、身に着けたいと思って身に着けられるものじゃない。
福祉を勉強してしまうと、この時のこの状況は、
あの時に習ったあれで、あの対応がいいのか、
みたいな、目の前の人を置き去りにするような思考が働く。
何故そういうことが言えるかと言うと、
私自身がそうだった。
そういう感じで働いていた時には、
ダメだ~また出来なかった、もっと勉強しなければ、
みたいなことを、いつも考えていた。
せっかく持ち合わせていた感覚を無視していた。
まっすぐな若さ、とか、
これ変だよなと思う感覚、とか、
そうはいってもムリだよね、とか。
もったいなかったなと思う。
たまに顔を出す、「専門性がある」とは言えない、
人としての感覚で話をしてしまうことに、
ちゃんと仕事をしていない、という罪悪感が湧く。
だから残業をして疲れて、またイライラする、
という繰り返し。
今から考えると、なんでそんなことに振り回されてたんだろうと思う。
福祉を勉強しているっていう人で、
過去の自分をみているような人に出会うと、
ものすごく腹が立つ時もある。
けどまあ私も、その時はそれしか道がないように思って、
それなりに頑張ったからな、と思ったりもする。
そういうようなことを、お互いに全部話せるといいなと思う。
結局、利用している人に迷惑がかかるので、
面倒だけど、そこが一番大切な仕事なのかも?
とも思う。
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