今日は朝から、なまはげについて調べた。
昔鬼が来て悪さをして困って、ウソをついて追い払った住民が、
自分たちのために働いてくれた鬼に悪かったなと思って、
その鬼たちに捧げた祭りが、なまはげの風習として残っているらしい。(私の解釈だと)
今でも、五社堂という所に、鬼が祭られているらしい。
五社堂に行ってみたくなってきた。
なんで、なまはげのことを朝から調べてたかと言うと。
学童クラブで、とてつもなく私に向いてない仕事が回ってきた。
向いてないというより、やる気のしない仕事。
都道府県の名物を盛り込んだスゴロクを作る、ということになり、
各都道府県1枚ずつのカードを作り、名物の写真を見つけて貼る、
しかも、その名物に関連した物件を書く、という仕事。
写真は、旅行のパンフレットや、チラシから探す。
お茶が有名ならお茶屋、東京ならスカイツリー、ももが有名ならもも園、
そんな感じ。それが都道府県全部って・・・。
無理でしょ。
そもそも、こんなの作る必要あるの?
と思ったけど。
全部カードを切って用意してくれて、あとは内容を書くのをお願い、
と言われて・・・職権乱用だ~~~と、気が遠くなったけど、
やるしかない状況になった。
何人かで作り始めて、写真がうまくみつかったのは、さっさと終わったものの、
どうにもこうにも写真がみつからないものは、なかなか終わらない。
きりたんぽは・・・何県だっけ?
ああ宮城か、でもきりたんぽの写真がない、
そもそも、きりたんぽってなんだ?
まあいいや、きりたんぽ以外の名物ってなんだ?
ああ、七夕祭なんだ。
・・・七夕の写真・・・みつからない。。。。
ふう~。
ああ、帰りたい。。。
と、昨日、そんな風になっていた。
残ってしまった都道府県カード15枚ほどを前に、
ペラペラ旅行パンフをめくっていたら、
ひとしきり校庭で遊んで汗だくになった子どもが何人か、
「何やってるの~?」と無邪気にやってきた。
説明すると、「手伝う~~~」と言う。
ああ、きたきた、手伝うって言っても飽きたら放り出すくせに。
しかも、こんな面倒なこと、つまんないのとか言ってどっかに行くだろうな。
と思ったけど、一人でやっているのもつまらなかったので、
これを探して見つけたら貼って、できたらチェックして、と説明した。
また、取り合いになってケンカするんじゃないかな、と思っていたら意外や意外、
じゃあ、私これやる、僕これやる、とケンカにもならずに分担が決まって、
なんと、仕事がはかどり始めた。
やりはじめると、飽きた子は離れていき、
また新たに集まってきて、なんと順調に進んでいた。
2年生の女の子で「こういうの得意だから」と言って来た子は、
私が面倒だな・・・と思っていたことを、さっさとし始めた。
出来たカードを全部チェックをしてくれて、
静岡も京都もお茶の写真が貼ってあって、かぶっているのを見つけてくれた。
どっちか変えた方がいいかな~?と聞いたら、
「後でね。全部出来てからでもいいんじゃない?」
残っているカードの方は、
「はい、無いなら次探す、写真があるのを貼ればいいんだからね」
なんて風に、私にも、周りの子にも伝えて、
他の子まで生き生きと、しかもテキパキと仕事をしていた。
いや~ほんとに得意なんだな~と思って、
手伝わないのに遊びに来た子と、ちょっとじゃれて遊んでいたら、
「何遊んでるの!私たちだけしかやってないじゃない!
私たちは6時で帰るんだからね、明日は手伝えないよ」と怒られる始末。
帰る時間まで計算して仕上げようとしてくれるなんて。
そうこうしているうちに、あっという間に仕上がって行って、
6時少し前には、残りが4枚になった。
4枚なら何とかなる。
「本当にありがとう、一人じゃ出来なかったよ」
とお礼を言ったら、
「まだ残ってるんだからね、もう明日には完成させられるでしょ」
・・・上司より厳しい、とは思ったけど、本当にありがたかった。
しかも、すごく楽しかった。
なんだか、やる気になってきた。
あの子が大きくなって会社を作ったら、雇ってくれないかな~。
残ったカードの都道府県は、滋賀、奈良、宮城、秋田。
そして、かぶっていた貼り直しカードの京都。
もう、ここまでくればこっちのもの。
今週中に完成させられるから、ゆっくりやればいいや、と思ったけど、
今朝、思いのほか早起きしたので、写真をネットで探してみるか、
という気になった。
最後に残った秋田に苦労して、なまはげにまつわる物件を探していて、
五社堂をみつけた。
今日学童に行ったら写真を探してきたのを自慢しよう。
ついでに、なまはげの話もしよう。
なまはげの写真も、とびきりのをみつけた。
なまはげと抱っこされて泣いている子のツーショットの写真。
たぶん、あの子には「やるのは当たり前でしょ」と言われるけど、
そう言いながら、ちょっと嬉しそうにフッと笑うんだろうな~
なんてのを想像して、楽しみになってきた。
学童で働くのは、やっぱり楽しい。
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