2012/05/02

絵本

幼稚園の時に読んだ絵本で、今でも忘れられい絵本がある。

「アパートのまど」

始めて就職して借りたアパートへ引っ越した初日、疲れきって、
もう寝ようと思って電気を消した瞬間、天井に北斗七星が光った。
わあああ!!!と思った。
蛍光の星型のシールが、北斗七星の形に7個貼ってあった。
前に住んでた誰か知らない人、粋なことをするな~と思った。
部屋を借りた時には気がつかなかった。
昼間は、よ~く見ないと貼ってあるのがわからない。
そのアパートには、その後2年半住んでいたが、
毎日、その北斗七星を見ながら寝た。

そんな出来事があった頃に、アパートのまどのことを思い出して、
もう1回読みたいと思って、母に送ってほしいと頼んだ。
しばらくして荷物が届いた。そしたら。。。
見つからなかったからと、別の絵本が送られてきて、がっかりした。
2002年に再版されたようだけど、今となっては在庫も無いようで、
手に入らないままの絵本。


☆オレンジのカーテンの部屋は、
女の人が、いつもゆったりと紅茶を飲んでいる。

黄色のカーテンの部屋は、元気にカナリアが歌っている。

白いカーテンの部屋からは、
薬の包み紙で作られた紙飛行機が、いつも飛んでくる。
病気の子どもがいるのかもしれない。

みずいろのカーテンの部屋は、ピアノの音がぽろんぽろん聞こえ、
いつも同じ場所で間違えてしまう。

他の色のカーテンの部屋もあったと思うけど、忘れた。

最後は、黒色のカーテンの部屋。いつも閉っている。
夜になるとその部屋から、はしごが伸びてきて、
ピエロがきれいな音色の笛をふく。
その音色で、みんながぐっすり眠れる。

朝が来るまでゆっくりおやすみ☆


今でもここまで覚えている(違うかもしれないけど)のって、
かなり、インパクトがあったんだろうな~と思う。
小さい頃は、夜になると、どこかでピエロが笛をふいてる気がして、
ゆっくり寝られた気がする。

あああ、もう1回読みたい。
時々、無性にもう1回読みたいと思う時がある。

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