2015/09/28

共鳴するとき

私は人と一緒にいるのが苦手な時がある。

なぜなら言葉を選んで会話をするのが疲れる時があるから。

だけど人といて楽しい時もある。


私は楽器を鳴らすのが苦手な時がある。

間違わないようにしなければと緊張する時があるから。

だけど、すごく心地よくピアノを弾いてる時もある。


私は伝統にうんざりする時がある。

したくないことなのに、昔からのしきたりだからと、やらされることがあるから。

だけど、お祭りの鐘や太鼓や笛の音を聞くとワクワクする。


今日はとある楽しいことをした。
あの楽しさはなんだったんだろう。

真っ暗なお蔵の中で輪になって、一人が太鼓をたたきはじめ、他の人が床をたたいたりして、合わせるでも合わせないでもなく音を出していく。

お祭りのお囃子が佳境に入った時のような、血が湧いてくるような感じがした。


ふと思った。
いろんな苦手なものから「それはしたくない」を削ぎおとして、全部混ぜてみたら、あんな感じになるのかな?

共鳴したって感じというか。

誰かと一緒に何かをするって楽しいなと思った。

どんなことでも、誰かがいて共鳴した時には、一人じゃ味わえないエネルギーを味わえるものなのかもしれない。 

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