1日目は、ドラムセッション。
悲しい、平安、怒りなどの自分の感情を、
みんなで一斉に、太鼓をたたくことで表現したり、
2人組になって、外の自分と内の自分を、お互いに音で表現して伝えあう、
ということをした。
たとえば、「悲しい」って感情を、何分も感じながら、
ずっとたたき続けるのは、すごく難しかった。
怒りもそう。
たとえ、怒りを感じても、その怒りを何分も何時間も、
感じ続けるのは難しいもんなんだなというのを、実感した。
あと、内の自分と、外の自分を音で伝えあっているうちに、
最初は、内の自分と外の自分を、はっきりと区別して、
音で表現してたはずなのに、だんだん音での会話を続けてくと、
内だか、外だか、わからなくなってくる感覚が面白かった。
2日目、3日目は、いろんな場面での会話で、
その時に、自分が瞬時にどう感じているか、
というとこに、意識を向けることを、何度も試した。
ドラムセッションでは、人の音を聞くより、
音楽にまつわる過去の人々との楽しくなかった会話が、
ぐるぐると頭の中でよみがえってきたり、
社会のひずみの話が出たときには、
やっぱり以前の職場でのことをいろいろと思いだして、イライラしたり、
「今」の音や会話に集中できないなと思う時間もあった。
そういうことも、ああ、自分は今、そういうことを感じているんだな、
と思ってみることを心がけてみる、ということも試せた。
自分がザワザワした時は、無理にしゃべらなくてよくて、
黙っていてもいいと思えるのが、すごく居心地がよかった。
ゆったりした時間を過ごせたように思う。
ザワザワした時は、言葉の矢を放たれたと感じることが、
すごく増えるものなんだな~ってことも思った。
普段は、イラッとしたときに、ばばばばと話をしてしまうことが、
圧倒的に多いのだけど。
それって、もったいない会話をしてたな~と思った。
その時の気持ちを口にすると、かえって怒りは消えにくくなる。
自分の怒りの言葉が、またさらに、自分の怒りに火をつけることもあるし、
怒りの言葉に怒りの返事が返ってきて、新たな怒りを生む時もある。
会話なので、お互いさまってことで、
いろんな会話を試してみられる機会になってて、
「そういう時って、こういうこと言っちゃいますよね~」
って、大爆笑しながら練習できたのもおもしろかった。
3日間があっという間だった。