2015/02/01

あ、なんかできそう、と思えること

今日2月1日は、両親の結婚記念日だった。
生前、父が新婚旅行の思い出を話していたことを思い出した。
いつも出てくる話は、2つ。

夫婦ぜんざいを2つ注文したら、大きい器と小さい器2人分が、2セット出てきた。
父も母も甘いものは大好きだったので、
大きい方と小さい方をどちらが食べるかケンカにならず、ちょうど良かった。

そして、電車で帰ってきて、2人とも疲れて眠りこけてしまい、起きたら車内が真っ暗。
寝たまま2人で、電車ごと車庫に片付けられてしまっていたらしく、
慌てて荷物を持って脱出した。

本当なのか、冗談なのか、わからないけど
あ、なんか、大人になっても、別にしっかりしてなくてもいいんだ、と思った記憶がある。

あれ?
おおお。ずれたずれた。

冒頭から、今日書こうと思ったこと違う話を書き始めてた。
今日は何日だっけ?って考えた瞬間に、頭がとんでた。

頭を戻してみて、えっと。

実家を出てから、いつかはネコと一緒に暮らしたい、とずっと思っていた。
でも、東京で暮らしはじめて、家賃の高さ、その割の狭さに驚いて、
ねこと一緒に暮らせるなんて大金持ちだけ、夢のまた夢だな、と思っていた。

ところが去年の春。

ほぼ日刊イトイ新聞を何気なく見ていて、
ミグノンの人との対談を偶然見て、
ホームページをあれこれ見ているうちに、
「あれ、都会でネコを飼うのも、そんな難しくないのかも?」
と、ふと思った。
これとこれとこれがあれば、ネコ譲ります、という内容だった。

まあ、もともと夢のまた夢だったから、
いろいろやってみて出来なければ、その時点で諦めたらいい。
てな軽い気持ちで、条件を整えていったら、
気がついたらネコが来て、もう半年経った。

これとこれをしなさい、と強制されたわけでもなく、
一つ一つ練習して、クリアしないと結果は得られない、と言われたわけでもなく、
いかにそれが大変か、というのを、くどくど言われもしなかった。

事前の情報が少なくて、ネコが来てから、
あれ、こういう時はどうするんだっけ?と困ったこともあったけど、
すったもんだしているうちに、お互いいい感じになってきた。
ネコの体の不調のことは、ミグノンで、いつでも無料で相談に乗ってくれて、
切り傷が広がった時も、薬はなるべく使わず、
食べ物で改善していく方法を教えてもらえた。
バランスのとれた食べ物も、サプリメントも、ずっと割引で売ってもらえる。

そして、事前のアンケート用紙で、聞かれた内容を時々思い出す。
「あなたが、また、あなたの子どもが動物アレルギーになったら、どうしますか?」

あ、なんかできそう、って思う。
何が起こるかわからないけど、なんとなく自分なりの方法を見つけていける気がする。
まあ、どうしようもないことは起きるかもしれないけど、誰も答えは出してくれないから自分で考えていくんだよ、というメッセージ。

なんだか、こういうのが福祉の原点なのかもしれないな、と思う。

社会福祉の学校で、もし、こういうことを教えてくれたら、
また、学び直してみたいな、と思う。